なりたい大人をテーマに中学生が思いを書く「なりたい大人作文コンクール」(屋久島おおぞら高等学校・おおぞら高等学院など主催、朝日新聞社共催)で、学校賞を受賞した東京都足立区立西新井中学校で16日、脳科学者の茂木健一郎さんによる出張授業があった。茂木さんは「『安全基地』が大切」などと語った。
4回目となるコンクールには全国から2万4971点の応募があり、最優秀賞1点、優秀賞2点、茂木校長賞1点、学校賞2校が選ばれた。西新井中は優れた作品を多く寄せた学校賞を3年連続で受賞。茂木さんは通信制の屋久島おおぞら高等学校(鹿児島県屋久島町)の校長を務めている。
体育館に集まった1、2年生368人を前に、茂木さんは「中学3年間は脳が一番成長する。個性を発揮できる安全基地がとても大切」と説明。自身の中学時代を「自分を受け入れてくれる大人がいたから挑戦ができた」と振り返り、「大人になるということは、誰かに安全基地を与える側になること」と語った。
また「自分とは立場が違う人…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル